2011年10月22日土曜日

はじめての座禅

今日ははじめて座禅をしました。朝7時、雨のふる肌寒い朝です。早起きしたのですが、大慌てでお寺の本堂へ、。すでに皆さん座っています。やがて合図のお りんの音で座禅は始まります。誰の声もしません。はじめは目線や姿勢が定まりません。外の鳥の声がうるさく感じます。まだ薄暗い本堂は肌寒いです。線香の 香でしょうか、落ち着いた気持ちになって来ました。そして、なんて贅沢な時間を私は味わっているのだろう、と感じました。なんの制約も強制も目的もない。 ただ座っていればいいだけだ。こんな事が他にあるだろうか。私たちはいつも何かに強いられて行動し、考えて算段をし、次は何をして次、何を片付けて、と時 間を過ごしている。時間は追い立てるように私たちを忙しく動かしている。それが日常生活の全てのように感じる。ところが、今は何も考える事もしなくてい い、時間の経過をたのしむ、時間を遊ぶような贅沢をしている。そして、心臓の鼓動もゆっくりとしていく。手のひらも温かい。呼吸もゆっくりだ。外の気配は 感じられない。障子のさんがきれいだと感じられる。やわらかいひかりが心地よいと感じられる。ただ、時間を味わう。幸せだと感じられる。
また、 合図があって座禅は終了です。ちょっと達成感がある。ほっとした。ちょっと元気になったようにも思う。体のなかにいい空気が入ったようにも感じる。その 後、和尚さんから座禅の姿勢や呼吸について具体的なお話がありました。道元さんの書物にちゃんと書いてあるそうで、わかりやすいのも座禅の一部なのかもし れません。
雨の中、車を走らせて家に帰り、清々しい一日が始まりました。

2011年10月10日月曜日

はじめての写経

土曜日、初めて写経をしました。6月に母が亡くなって、何か供養になるような事をしたいと思っていたのです。
午後、市内の曹洞宗のお寺で、市民 教養講座の一環として開催されました。庭のきれいなお寺には写経のための立派な和室も用意されていて、正座して写経できます。30人くらいの参加者でし た。まず、墨をすります。これは各自持参しました。つぎに和尚さんの講話があり、つづいて般若心経をみんなで唱えるのですが、私は初めてなので戸惑いまし たが、歌を歌うように声をだしました。そして、いよいよ書き始めます。和紙に般若心経が薄く印刷されているので、その上を小筆でなぞるわけですが、難しい です。筆など使った事がないので、神経を使います。
集中して一字一字、丁寧に書きます。部屋の中は静かです。物音ひとつしません。30人もいる のに一人で書いている気がします。はじめは不安でした。しかし、やり遂げることが母への感謝につながるとおもって集中しました。そして、途中で足が痛くな りました。すこし足をくずして書き続けました。
しかし、まわりが気になることはありませんでした。
一人一人が集中しているからでしょう か?最後に近づくと嬉しくなりました。安堵感と達成感がありました。母への感謝を表す事ができたと思います。般若心経の意味もわからないのに、という思い もありますが、これはあとから勉強するつもりです。そして、文字も印刷されていた文字とは違ってわたしらしい文字になりました。満足できる文字になってい ました。気持ちよく書き終わることができました。約1時間半、時間が止まったような感じがしました。外に出るともう夕暮れでした。
書き上げた般若心経は母の仏壇にお供えしました。